2002.03.23 熱中症で乳児死亡もウソの証言、1年後ばれる

鹿児島県警は2003年5月27日、生後8カ月の乳児を鹿児島県大島郡のパチンコ店駐車場に放置して死亡させた疑いで27歳の女を重過失致死容疑で逮捕したことを明らかにした。この事件は2002年3月に発生したが、今年に入ってから乳児の死因を熱中症と断定できたため、逮捕に踏み切ったという。女は容疑を大筋で認めている。鹿児島県警・沖永良部署の調べによると、問題の事件は2002年3月23日の昼ごろに発生したとみられている。26歳(当時)の女性から「生後8カ月になる子供の様子がおかしい」という内容の119番通報が寄せられた。乳児は病院に収容されたが、翌24日未明に多臓器不全などが原因で死亡している。当時この女性は警察の調べに対して「買い物から戻ってきたら子供の様子がおかしいことに気づいた」などと供述。買い物の時間もごく短時間だと説明してした。しかし、乳児の死因に疑問を持った警察は鹿児島大学に司法解剖を依頼。今年に入ってから「熱中症に特有の脱水症状がみられる。高温の車内に長時間放置されたのではないか」という分析結果がまとめられ、警察はこれを基に女への事情聴取を再開していた。警察の聴取に対し、女は事故当時の発言を撤回。買い物ではなく、パチンコを2時間程度行い、その間は駐車場に置いたクルマに乳児を放置していたことを認めた。このため、警察では重過失致死容疑で逮捕に踏み切った。(pachimura)

  • 最終更新:2010-08-02 00:44:39

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