2002.04.22 パチンコで放置死、偽装工作

今年4月、福井県鯖江市内のパチンコ店駐車場に置いたクルマの中に生後11カ月の乳児を放置し、熱射病で死亡させたことで重過失致死罪に問われた26歳の父親と、21歳の母親に対する判決公判が11日に福井地裁で開かれ、それぞれに禁固1年6カ月(執行猶予5年)の有罪判決が言い渡された。問題となった事故は今年4月22日の午後に起きた。福井県鯖江市内のショッピングセンター駐車場で、買い物から戻った若い夫婦が「クルマの中で寝ていた子供がぐったりしている」と119番通報を行った。乳児は病院に搬送されたが病院で死亡が確認された。当時この2人は「買い物をしていた際に起きた事故」と強固に主張していたが、警察官が商品などを購入していたという形跡が無いことや、着衣からタバコの匂いがすることを捜査員が指摘すると、それまでの供述を一転し、「実はパチンコをしていた」と認めたという。さらに発見直後に119番通報を行わず、通報までに30分以上のブランクがあり、この間に様々な偽装工作をして保身を図っていたことも後に明らかにされている。11日の判決公判で福井地裁の松永真明裁判長は「同様の事件は幾度となく報道されていた。晴天の中、車内が高温となることを認識しながら、パチスロをするために親としての義務を果たさず、当初は買い物をしていたと虚偽を述べるなど、自分たちの重大な過失への認識が不充分で、親としての注意義務を怠ったことに対する刑事責任は重い」と指摘する一方、「虐待をしていたわけではなく、心底から悔いて反省している」と酌量を認め、2人に対して禁固1年6カ月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。

  • 最終更新:2010-07-28 17:51:51

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