2004.03.18 車やパチンコで借金、知人女性宅に押し入り二人殺害

福島県いわき市の塗装工、高塩正裕被告は車のローンやパチンコなどの遊興費による借金から強盗を計画。2004年3月18日昼頃、いわき市に住む無職男性(当時87)方にナイフを持って押し入ったが、男性の妻(当時83)に正体を見破られたため、妻と二女(当時55)の胸や首などを刃物で刺し、殺害した。室内を物色し、バッグの中から現金5万円を奪った。高塩被告は5、6年前に、仕事を通じて女性らと知り合い、女性方に出入りしていた。男性は当時入院中だった。高塩被告は2005年1月12日に逮捕された。高塩被告は2002年8月に、以前務めていた飲食店に侵入し、現金約164万円を盗んでいる。(無期懲役判決リスト 2006)
高塩被告はこれまでの公判で「極刑を望む」と語る一方、殺意については「初めから殺そうと思っていたわけではない」などと主張していた。 検察側は「犯行は残虐極まりなく、資産家を狙い周到に計画された」として、死刑を求刑した。 弁護側は「強盗する計画の中に殺人は含まれておらず、抵抗されて無我夢中で殺害した」などと主張、殺人そのものは偶発的な犯行だったとして減刑を求めた。また、高塩被告は「被害者、遺族におわびのしようがなく、毎日手を合わせることしかできません」と述べた。 村山裁判長は「ナイフは強盗の手段として脅すために用意したにすぎず、殺害は冷静さを失った被告がとっさに決意し実行したもの」と被告の計画性を否定。「無残に殺害された2人の無念さは筆舌に尽くし難いが、犯行は場当たり的で、殺害に計画性は認められない」「反省の態度を示し、更生の可能性がないとはいえない」として死刑を回避した。(無期懲役判決リスト 2006)

  • 最終更新:2010-08-04 02:13:53

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