2005.04.27 パチンコで生活に困った男、連続強盗殺人

平成17年4月27日、新聞勧誘員の大橋健治(当時64歳)は、パチスロなどでできた借金の返済に強盗を計画。岐阜県揖斐川町の女性(当時57歳)宅に侵入し現金約1万5000円を奪った後、首を絞めて殺害した。5月11日、大阪に逃走した大橋は、旭区のマンションに住む主婦(当時45歳)に玄関でナイフを突きつけて金を要求したが、主婦が抵抗したため胸などを刺して殺害した。警察は、現場に残された血液のDNA鑑定を行なった結果、大橋が犯人であると断定し全国指名手配した。その結果、8月4日潜伏先の大阪市天王寺の賃貸マンションに戻ってきたところを捜査員が逮捕した。

平成18年11月2日大阪地裁は、「身勝手な動機で、落ち度もない女性を殺害したことは残忍で冷酷な犯行」と断じて死刑を言い渡した。平成19年4月27日大阪高裁は大橋の控訴を棄却。平成22年1月29日最高裁は大橋の上告を棄却して死刑が確定した。

被告人は,岐阜県羽島郡の営業所で新聞勧誘員(新聞販売拡張員)として稼働し,平成15年11月ころから,以前にもよくしていたパチンコをするようになり,平成16年夏過ぎころからは,パチスロにのめり込んでそれに時間を費やすようになったために仕事の実績が伸びず,歩合制による給料が減っていった。そのため,被告人は,パチスロの資金や生活費等に窮し,同年10月には給料から4回にわたって合計16万円の前借りをするようになり,平成17年1月ころからは,自身のアパートの大家や同営業所の元同僚からも借入れをするようになった。そして,被告人は,取引先関係者からの借入れを禁止されていたにもかかわらず,同年4月9日,取引先の新聞販売所所長から,返済期限を同年5月2日として3万円を借り受けたが,その返済資金の目途が立たなかったため,前刑以前に繰り返していた空き巣をするしかないと考えるに至った。そこで,被告人は,同年4月10日ないし同月12日ころ,その犯行道具として,バール,手袋を購入し,また,家人に発見されても脅して逃げられるようにするため,果物ナイフ(平成17年押第465号の1,以下「本件ナイフ」という。)を購入し,その後,新聞勧誘の仕事をするかたわら,空き巣に適する家を探すなどしたが,警察に捕まるのが怖くて,犯行に踏み切れないでいた。しかるところ,被告人は,同月17日の給料日に支給される給料で前記新聞販売所所長らに借金を返済しようと考えていたが,支給された給料の手取額が予想を下回っていたため,同所長への返済資金が捻出できず,同月23日,2万円を前借りしたものの,それも結局パチスロ等で費消してしまった。そのため,被告人としては,どうしても金を工面しなければならない状況に陥り,同月27日,手提げカバン(同号の2)に,本件ナイフ,バール,手袋等を入れて出勤し,その日の新聞勧誘の担当地域である同県揖斐郡(以下略)に向かい,同日午後1時前ころ,同地区で送迎の車を降り,新聞勧誘を行いつつ,空き巣に適する留守宅を探し,留守であれば侵入することを決めた。

  • 最終更新:2010-08-17 13:04:23

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