2005.07.31 パチンコで借金の証券会社元社員、顧客を殺害

群馬県前橋市の会社員村松茂被告は、パチンコなどで借金が100万円近くあった。消費者金融から借金した際に家族に知られ、新たな借金をしにくい状況になっていた。消費者金融への5万円の返済期限が迫っていたことから、強盗を計画。2005年7 月31日夜、包丁を持って、前橋市の証券会社に勤めていたころの顧客だった女性(当時78)宅を訪問。玄関先で包丁を突きつけたが、抵抗され、包丁の柄で頭などを殴った上、エプロンのひもで首を絞めて殺害。キャッシュカードなどを奪った。さらに翌日午前2~3時頃、栃木県足尾町の山林に穴を掘り、死体を埋めた。村松被告は女性のキャッシュカードで100万円を引き出した窃盗の容疑で8月に逮捕。8月29日に犯行を自供、遺体が発見された。(無期懲役判決リスト 2006)
論告で検察側は、村松被告が、借金返済や不倫相手との交際費のために金を奪おうと、かつて勤務していた証券会社時代の顧客で、一人暮らしの被害者を襲うことを思い立ったと指摘。凶器や犯行発覚を防ぐためのマスク、帽子、エンジンオイルなどを事前に購入しており、用意周到で計画的だなどとした。 争点になった殺意の発生時期について、「犯行の発覚を阻止しようと、当初から、被害者の殺害や、遺体の損壊を念頭に置いていたことは明らかだ」とした。 弁護側は最終弁論で、「殺人は、被害者の発言に激高した偶発的なものだ」などと、あらためて主張し、寛大な判決を求めた。 久我裁判長は「当初から殺害を計画していたと認定するには、合理的な疑いが残る」としたが、「偶発的な犯行であることなどを最大限考慮しても、酌量減軽すべき情状があるとは言えない」「逮捕を免れようと、抵抗力の弱い一人暮らしの高齢者を対象とした計画は狡猾で卑劣」と述べた。(無期懲役判決リスト 2006)

  • 最終更新:2010-08-04 02:16:48

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード