2005.08.26 サラ金などに借金の男、幼馴染に金を無心するも断られ殺害

無職宮丸被告は京都府舞鶴市に住む幼なじみのアルバイト店員の男性(当時33)に借金を申し入れたが断られたため、2005年8月26日午後9時ごろ、福知山市のパチンコ店駐車場に止めた男性の軽乗用車内で、ネクタイで首を絞めて殺害。現金約3 万円を奪い、同午後10時50分頃、宮津市の山中に遺体を遺棄した。宮丸被告はパチンコなどの遊興費で、サラ金などに350万円を超える借金があり、以前には、男性名義でサラ金に120万円を借りてもらっていた。(無期懲役判決リスト 2006)
論告求刑で検察側は「無計画に借金を重ねたあげく、金を手に入れるため幼なじみを殺害した身勝手な犯行」と述べた。弁護側は「被告人は罪を認めて反省しており、寛大な措置を求める」と意見を述べた。新井裁判長は判決理由で「犯行前日に呼び出した被害者の対応から、借金を頼んでも断られると感じ、殺して金を奪うことが最も手っ取り早いと考えた」と動機について指摘。「山中に死体を遺棄した後、失踪を装うため、被害者の車に(偽の)遺書を残すなど犯情は悪質」「パチンコや飲酒などに興じて自らの生活を破たんさせ、目先の経済的苦境を解決しようと幼なじみの被害者の生命を奪った安易で自分勝手な犯行。酌量の余地はない」とした。(無期懲役判決リスト 2006)

  • 最終更新:2010-08-04 02:15:46

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