2005.10.12 パチンコで借金の商工会職員、団体の金を横領

長野県下高井郡山ノ内町商工会に在職中、関連団体名義の預金口座から現金を引き出し着服したとして、中野署と県警捜査2課は2010年6月21日、業務上横領の疑いで、東筑摩郡麻績村麻、派遣社員宮田大輔容疑者(28)を逮捕した。同商工会は、会員の共済掛け金の着服を含め被害総額は約3500万円に上るとしており、同署などが詳しく調べている。逮捕容疑は、経理を担当していた2005年10月12日、同町内の金融機関で、町スタンプ組合の普通預金口座から70万円を引き出し横領した疑い。同署などによると、容疑を認めており、車の購入などに充てていたという。同商工会によると、宮田容疑者はほかにも、会員が加入している貯蓄共済の掛け金を引き出し、共済を扱う別の金融機関の口座に移す際、少しずつ着服する手口を頻繁に繰り返していたという。これまでに100万円を弁償した。2008年7月、掛け金を払った加入者に遅滞通知書が届き、同商工会などに問い合わせが相次いだ。通知書は県商工会連合会が年2回発送。宮田容疑者は、これ以前は連合会に出向き、「自分で渡す」と通知書を受け取っていたという。宮田容疑者が着服を認めたことから、商工会は同年9月30日付で懲戒解雇。今月16日に業務上横領容疑で中野署に告訴していた。

売上金70万円を横領したとして起訴された下高井郡山ノ内町商工会の 元職員の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認めました。 業務上横領の罪に問われているのは、 東筑摩郡麻績村の無職=宮田大輔被告・28歳です。 起訴状によりますと宮田被告は、経理の担当として山ノ内町商工会に勤務していた 2005年10月、事務の委託を受けた町のスタンプ組合の口座から 組合の売上金など70万円を引き出して、横領した罪に問われています。 長野地方裁判所で開かれた初公判で 宮田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は「パチンコなどで借金があった被告は、 購入する車の頭金にしようと、着服を思いついた」と指摘しました。 検察側はさらに被告が消費者金融への借金返済などのために、 着服を繰り返し、余罪は3500万円余りに上るとして追起訴する方針です。

  • 最終更新:2010-08-14 10:46:59

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