2006.07.14 パチスロで借金の男、母に金を無心も断られ殺害

東京都清瀬市の無職市川浩史被告は、2006年7月14日午後0時半ごろ、同じ団地の別の棟に住む母(当時69)宅で、母の首を着物の帯ひもで絞め殺害し、室内にあった現金約10万円と腕時計やキャッシュカードなどを奪った。パチスロなどで消費者金融などに200万円以上の借金があり、借金を申し込んだが、断られたため、犯行に及んだ。犯行直後には、返済のため9万円を消費者金融の口座に振り込んでいた。また7月14日から同月31日にかけて、キャッシュカードを使ってATMから現金約119万円を引き出して、盗んだ。殺害後、遺体を押入れに入れたが、異臭がするようになったため床下に移して隠していた。さらにひどくなった異臭に周辺住民が気づいたことがきっかけで、8月3日に遺体が発見された。市川被告は3日朝から高校2年と小学6年の娘2人を車に乗せて行方が分からなくなっていた。同日深夜、埼玉県警が同県行田市内で手配車両を発見、市川被告の身柄を確保し、娘2人も保護した。市川被告は「ドライブに出かけようと娘たちを誘い、群馬方面に行っていた」と話しており、2人は事情を知らなかった。市川被告は以前、消費者金融に約800万円の借金があったが、母が土地を売るなどして清算していた。(無期懲役判決リスト 2007)
検察側は「動機は極めて身勝手。自己中心的で酌量の余地がない」とした。 小原裁判長は、市川被告が一度は母親に借金を清算してもらいながら新たに借金を重ねた経緯を指摘。「母親の子を思う気持ちを裏切り続けた揚げ句の犯行。酌量すべき点はみじんもない」と述べた。 さらに、市川被告が母親を殺害後も、発覚を恐れて遺体を遺棄したり、大金を引き出した点に触れ、「思いやりや慈しみの感情のかけらも見いだすことはできない」と厳しく批判。「被害者は恩をあだで返されるどころか、これ以上ない仕打ちを受けた」と述べた。(無期懲役判決リスト 2007)

  • 最終更新:2010-08-04 02:07:31

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