2007.11.19 パチンコで借金の次男、両親殺し埋める

鹿児島県鹿児島市犬迫町、無職五反田和義さん(55)と妻京子さん(54)が行方不明になっている事件で、鹿児島県警は2007年12月2日夜、夫婦と同居している次男で、アルバイト五反田秀太容疑者(26)を死体遺棄の疑いで逮捕した。同容疑者の供述に基づき、自宅裏庭から埋まった状態で夫婦と見られる遺体が発見された。秀太容疑者は容疑を認めているという。同日の現場検証で、夫婦の寝室の畳が6畳分すべてはがされたうえ、自宅庭で畳を燃やした痕跡が見つかった。また、DNA鑑定の結果、寝室の畳下の床板や寝室東側の軒先の血痕が夫婦のものと判明。県警は同日、鹿児島西署に捜査本部を設置し、本格的に捜査していた。
鹿児島市で夫婦の遺体が自宅の裏庭に埋められていた事件で、鹿児島西署捜査本部は2007年12月9日、死体遺棄の疑いで逮捕していた同居の次男でアルバイトの五反田秀太容疑者(26)=同市犬迫町=を殺人の疑いで再逮捕した。五反田容疑者は、「父親との間に金銭トラブルがあった。取り返しのつかないことをしてしまった」と供述しており、捜査本部は殺害の詳しい動機や母親も殺した理由を追及する。調べによると、五反田容疑者は11月19日午前1時ごろ、自宅寝室で、父親の無職和義さん(55)と母親のパート京子さん(54)の頭や顔を自宅にあった木刀(長さ約115センチ)で数回殴り、殺害した疑い。木刀は手に付いた血をふいたタオルとともに、自宅から約5キロ離れた山中で発見された。五反田容疑者が寝室に置いていた遺体を埋めたのは22日で、それまでの3日間について「処分方法を考えていた」と供述、「家の裏なら発覚しないと思った」と話しているという。血の付いた布団も一緒に埋められていた。これまでの調べや関係者の話では、五反田容疑者と和義さんの間には、和義さんがパチンコで数百万円の借金をしていたことや、五反田容疑者が定職に就かないことをめぐり、確執があったことが判明している。
鹿児島市で夫婦が殺害され自宅裏庭に埋められていた事件で、逮捕された次男の五反田秀太容疑者(26)が「遊ぶ金がほしく、両親殺害後に母親のバッグから現金約7万円を奪った」と供述していることが2007年12月25日、鹿児島西署捜査本部の調べで分かった。五反田容疑者は奪った金をパチンコに使っており、捜査本部は逮捕容疑の殺人ではなく強盗殺人が成立するとみて、立件に向けて詰めの捜査を進めている。五反田容疑者の逮捕容疑は、11月19日午前1時ごろ、寝室で寝ていた父の和義さん(55)と母の京子さん(54)を木刀で殴って殺害し、同21日に2人の遺体を自宅裏庭に埋めた疑い。調べでは、五反田容疑者は「母から『金遣いが荒い』と毎日のように小言を言われ、強い憎しみを持つようになった」「借金があるのに仕事をせず、やる気のない生き方をしている父にも反感を持っていた」と2人への殺意が生じた経緯を説明。滞っていた自動車税の支払いを京子さんから何度も催促され、重荷に感じていた18日夜から19日未明にかけ、車の中や自室で殺害を実行するかどうか考えた後、京子さん、和義さんの順に顔を木刀で一撃、続いて交互に数回殴ったという。五反田容疑者はパチンコや外食などの費用として、消費者金融や知人から計約300万円の借金があった。
自宅で両親を木刀で殺害し遺体を裏庭に埋めたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた五反田秀太被告(26)の初公判が2008年5月26日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)であった。五反田被告は起訴事実を全面的に認めた。起訴状などによると、五反田被告は昨年11月19日未明、自宅で就寝中の母京子さん(54)を木刀で頭部などを複数回殴打して殺害。さらに父和義さん(55)も同様に殺害した。同21日、部屋に放置していた遺体を自宅裏庭に埋めて遺棄した。五反田被告は高校卒業後、霧島市内の会社に就職したが、病気で入院して給料が減ったうえ、パチンコなどの遊興費や交際中の女性との飲食代で借金をした。退職後、警備会社のアルバイトをしていたが、返済は滞り、京子さんから「彼女と遊んでいるからお金がない。二度と会わないように」と度々しっ責されていたという。検察側は冒頭陳述で「母親から交際に反対され、不満と怒りの感情に支配された。父親が働かずにいたため、(父親の)借金で家も差し押さえられ、家に住めなくなると考え自暴自棄になった」と動機を指摘した。殺害当日、五反田被告は前借りした給料をパチンコなどに使ったという。被告人質問で五反田被告は、殺害直前の心境を「帰宅すれば、母からお金がないのを また彼女のせいにされる。父も仕事もしないでだらしない生活をしているを見るのが嫌だった」と話した。弁護側は、母親の叱責や父親の借金で家が差し押さえられそうになるなどの「家庭の状況」があったとして情状酌量を求めた。
鹿児島市で昨年11月、両親を殺害して自宅の裏庭に埋めたとして、殺人罪などに問われた次男の無職、五反田秀太被告(26)の判決公判が2008年6月6日、鹿児島地裁であり、平島正道裁判長は有期刑で最高の懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。判決などによると、五反田被告は昨年11月19日未明、鹿児島市犬迫町の自宅寝室で寝ていた父親の和義さん=当時(55)=と母親の京子さん=同(54)=の頭や顔を木刀で数回殴って殺害。2日後、遺体を自宅裏庭に埋めた。検察側は論告で「被害者に落ち度はなく、手口は残虐。母親の財布にあった金をパチンコに使っており、犯行後の行動も悪い」と指摘。弁護側は最終弁論で「家庭の経済状況などで絶望感が募っていた。後悔しており、親族も刑の軽減を望んでいる」と主張していた。
両親を殺害し、遺体を自宅庭に埋めたとして、殺人と死体遺棄罪に問われた鹿児島市犬迫町、無職五反田秀太被告(27)の控訴審判決が2008年11月20日、福岡高裁宮崎支部であった。竹田隆裁判長は「犯行は非情かつ悪質。1審判決は軽過ぎる」と述べ、懲役30年とした1審・鹿児島地裁判決を破棄し、求刑通り無期懲役を言い渡した。判決によると、五反田被告は昨年11月19日未明、自宅で就寝していた父和義さん(当時55歳)、母京子さん(同54歳)の頭などを木刀で3回ずつ殴って殺害し、同21日に裏庭に埋めた。検察、被告の双方が「量刑不当」として控訴していた。五反田被告はこれまでの公判で、動機について「母親から借金や女性のことで注意を受けたため」などと供述していた。竹田隆裁判長は「前科がなく年齢も若いことなどを考慮しても、刑事責任は極めて重い」とし、懲役30年とした一審鹿児島地裁判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。検察側の無期求刑に対し有期刑の上限を選択した一審判決について、竹田裁判長は「犯行が社会に与えた衝撃は大きい。量刑は重過ぎるとは到底言えず、軽過ぎる」と述べた。

  • 最終更新:2010-08-01 15:24:19

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