2008.10.07 パチンコで借金、金目当てで消費者金融経営者を殺害

静岡市の会社員橋本卓也被告は2008年10月7日午後6時ごろ、金を奪う目的で市内の消費者金融を訪れ、経営者の男性(当時63)の顔を殴るなどし、両手で首を絞めて殺害。金庫内の約150万円と、ネックレスや宝石など22点(計約47万円相当)を奪った。 橋本被告は約1600万円の住宅ローンに加え、複数の消費者金融などから計200万円以上を借りていた。(無期懲役判決リスト2009年度)
2009年5月18日の初公判で、橋本被告は起訴事実をほぼ認めたが、奪った金額は検察の主張より約40万円少ない約110万円だとして、起訴内容を一部否認した。 同日の論告求刑で検察側は動機について「パチンコで借金を重ねた末の犯行で同情の余地はない」と非難。カッターナイフなどを用意した計画的犯行であり、社会での更生は不可能とした。同日の最終弁論で弁護側は「犯行を思い立ったのは当日で、場当たり的な側面が強い。多重債務の苦しみなど同情すべき点もある。遺族へ謝罪の手紙を出すなど、反省している」と寛大な判断を求めた。 裁判には被害者参加制度に基づき、被害者の姉と弟が直接尋問。姉が「どうしても聞きたいことがある」と切り出し、橋本被告に「冷たい床で、1人で旅立った弟。どんな様子だったのか。弟は長く苦しむことなく旅立ったのか。弟の最期を教えて」と声を詰まらせながら尋ねた。橋本被告は「首を絞めていたとき被害者はしゃべることができなかった。しかし自分を恨む思いで口を動かしていたと思う」と小さな声で答えた。姉は「(橋本被告は)逮捕されるまで平然と過ごしていた。極刑を望む。(無期懲役でも)20年は社会復帰させてほしくない」と、検察とは別に求刑意見を述べた。 本間敏広裁判長は判決理由で「集計表の記載などから約150万円が持ち去られた」と認定。「パチンコなどで借金を重ね、金銭目当てに犯行に及んだ。動機は金銭目当ての利欲的なもので、酌むべき事情は全くない。犯行はあまりにも非情で非道だ」と指摘した。(無期懲役判決リスト2009年度)

  • 最終更新:2010-08-03 01:16:36

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